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ヘルシンキ六日目。図書館で目うろこ

ヘルシンキ六日目。図書館で目うろこ_c0092137_19144697.jpgアパートは3階。道行く人を窓から眺めます。
今日からは、もう新しい人に会う予定はありません。
オッケーです。今日の行き先は、まずマリメッコのアウトレットショップです。
ドコソコへ行く、というとAが眉間にしわを寄せてPCでもっとも効率的な経路を検索してくれます。
私は自分で、地図を見て経路を割り出す作業がけっこう好きなんですが、その作業はすべてAに奪われてしまいました。所詮ローカルにはかないません。
まず、アパートを出発。Aは最寄りのトラム停留所でトラムに乗って一番近い地下鉄の駅へ行けと教えてくれましたが、駅まで歩いても近いようなので歩く。
アパートの前の大通りをひたすら歩けば地下鉄の駅に出るはずなのだが、目算した距離を歩いてもまだつかない。ちょっと不安になって地図を開いていると、ヴァンから降りてきたおじさんが、「どこへ行きたいの?」と声をかけてくれました。
フィンランド人は親切で、街で地図を広げていると向こうから声をかけてくれる、との前評判通り。しめしめという感じです。結局、あとほんの1分先に進めば駅はあったのでした。着いた駅はKamppiです。

地下鉄の構内へ入ると、行き先の駅名がItakeskus(イタケスクス)となっているのが目に入る。そう、そこはガイドによると北欧最大!?夢のショッピングパラダイスがあるところではありませんか。急きょ行き先を変更です。マリメッコファクトリーの最寄り駅をすっとばしてイタケスクスで下車すると、やや郊外チックな風景。ここではじめてリスを見ました。

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結局大きいだけであまりおもしろくないショッピングモールを歩き、駅のそばのポストオフィスでかわいい郵便グッズを仕入れ、駅へ戻るとまたポストオフィスにデジカメ忘れた。困ったもんだ。ポストオフィスに戻ると、窓口の皆さん、待ってました、とばかりに満面の笑みを向けてくる。カメラ、ここにあるわよ〜って。なんかのんびりしてるわ。
そのままふたたび地下鉄に乗り、今度こそマリメッコのアウトレットショップへ向かうのです。Aに言われた通りの経路で、地下鉄の駅を降り、言われた通りのバスに乗り、言われた通りのバス停で降り、はてここはどこ? まったくわからないではないか。見渡す限りただの道路。
結局、はるか前方に唯一発見できたおばさまに声をかけると、その人もマリメッコへ行くというのでお天気の話などをしながら同行。どうもAが教えてくれた経路は、普通の人は行かないらしい。おばさんは歩くのが好きだからわざわざこの経路で向かうんだって。上級者向きじゃん。

ヘルシンキ六日目。図書館で目うろこ_c0092137_2143688.jpgマリメッコにたどりつくと、今までの閑散としていた空気はどこへやら、「これ安いわ! あれも安いわ!」とマリメッコにむらがるフィン人の熱気でムンムンです。
私もお土産になりそうなB級品をたくさん買い込み、無事に帰途に着きました。
ちなみにファクトリーの前から駅までのバスがあるではないか。
マリメッコから都心へ戻り、明日のタリン行きのフェリーを予約するべく、Aとストックマン前で待ち合わせ。夕方友人のパーティへ行くというAの買い物に付き合って、フェリー会社の事務所を2〜3はしごし無事チケットを予約、それから図書館へ連れていってもらう。
ヘルシンキで図書館に行くことは野望のひとつだったので。
多分、もう一度行きなさい、と言われてもたどり着けません。自分の足で歩いてないから。
ビルの2階に図書館はあり、人々が持ち込んだノートPCとにらめっこしています。
ここも無線LANが完備しているわけだ。

図書館の貸し出しシステムにも仰天です。カウンターは基本的に無人。
自分で利用者カードを機械に通し、自分で本のバーコードを機械に読み取らせます。
つまりすべてがセルフサービス。すげー。すべて人件費削減、不景気のたまものらしいけど。
Kimmo Pohjonenなどフィニッシュアコーディオンやイスケルマ(フィンランドのムード歌謡)のCDを借りてもらい、ここでパーティへ行くというAとはお別れです。
パーティにはもちろん誘ってくれたのだが、フィン人ばかりの白い風景に尻ごみしてしまい断ってしまった。今思えばもったいない。出会いがあったかもしれないのに。

ヘルシンキ六日目。図書館で目うろこ_c0092137_2211051.jpgヘルシンキ六日目。図書館で目うろこ_c0092137_2225567.jpgヘルシンキ六日目。図書館で目うろこ_c0092137_2214562.jpg
夕食はヌークシオへ一緒に行ったTさんと再会。イタリアンのトラットリアへ連れていってもらう。どこへ行くにも車です。さんざんお世話になったので、今日はごちそうするのです。
ガイド魂ありありのTさんは、食後国会議事堂をちら見させてくれ、デザートを食べたいという私を有名なFazerのカフェへ案内してくれ、ぬるーいホットチョコを飲む。
このホットチョコ、カフェのスペシャルを頼んでみた。いやに高いなと思ったら、すごいトッピングの山。 なんか幸せ。チョコとスパイスが絶妙のハーモニー。カルダモン、振りかけまくって飲みました。
本当に、何から何までいたれりつくせりの日々だなぁ。幸福幸福。
by gogosuomi | 2007-02-10 19:16 | ヘルシンキ一人旅
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